復讐は溺愛の始まり 〜一途な御曹司は愛しい彼女を逃がさない〜
「おい、汐梨。橘花さんとNOTTILUCAで会った。あの店を教えたのお前だろ」
崇人があのバーに行くのは第一秘書の鞍馬と汐梨しか知らない。世話好きというかお節介好きの妹に早速電話をかけて聞いてみる事にした。
「あら、やっと会えたのね。逢莉、相変わらず可愛いでしょ」
汐梨の弾んだ悪戯っぽい声に、崇人は思わずくしゃりと髪をかき上げた。
「一体何を企んでるんだ?」
初めは逢莉があのバーにいたのは単なる偶然かと思ったが、彼女の様子を見ているとどうやらそうでもないらしい。それにやたらとポケットに入っている何かを気にしている。
バスルームから聞こえるシャワーの音を確認しながら彼女のバッグをそっと覗いてみると、透明な液体の入った小さな小瓶がある。ラベルも何もないがよくラボで見るような試験管のような小瓶だ。
「ふふっ、いいじゃないの。いい加減結婚しろって最近周りから色々と言われてるんでしょ。結婚くらい好きな女の子としたら?」
あれから逢莉のことがずっと好きだと、なぜか汐梨にバレているらしい。耳が急に熱くなるのを感じながら、逢莉のバッグから小瓶を取り出すと部屋の明かりにかざしてみた。
「橘花さんがポケットに入れてやたら気にしてる小瓶があるんだが、一体なんだ?」
振ってみると、透明なさらりとした液体が揺れる。見た感じ、ただの水みたいだ。
「媚薬よ」
「はぁ?媚薬?なんだそれ」
「……って逢莉には言ってあるのよ。実はね、逢莉の妹の事なんだけど──…」
そうして汐梨から聞いたのは、逢莉の妹があの穂月百合香から酷いパワハラを受けていること、そして穂月百合香が崇人の事をまもなく婚約する恋人だと言いふらしているという話だった。
崇人があのバーに行くのは第一秘書の鞍馬と汐梨しか知らない。世話好きというかお節介好きの妹に早速電話をかけて聞いてみる事にした。
「あら、やっと会えたのね。逢莉、相変わらず可愛いでしょ」
汐梨の弾んだ悪戯っぽい声に、崇人は思わずくしゃりと髪をかき上げた。
「一体何を企んでるんだ?」
初めは逢莉があのバーにいたのは単なる偶然かと思ったが、彼女の様子を見ているとどうやらそうでもないらしい。それにやたらとポケットに入っている何かを気にしている。
バスルームから聞こえるシャワーの音を確認しながら彼女のバッグをそっと覗いてみると、透明な液体の入った小さな小瓶がある。ラベルも何もないがよくラボで見るような試験管のような小瓶だ。
「ふふっ、いいじゃないの。いい加減結婚しろって最近周りから色々と言われてるんでしょ。結婚くらい好きな女の子としたら?」
あれから逢莉のことがずっと好きだと、なぜか汐梨にバレているらしい。耳が急に熱くなるのを感じながら、逢莉のバッグから小瓶を取り出すと部屋の明かりにかざしてみた。
「橘花さんがポケットに入れてやたら気にしてる小瓶があるんだが、一体なんだ?」
振ってみると、透明なさらりとした液体が揺れる。見た感じ、ただの水みたいだ。
「媚薬よ」
「はぁ?媚薬?なんだそれ」
「……って逢莉には言ってあるのよ。実はね、逢莉の妹の事なんだけど──…」
そうして汐梨から聞いたのは、逢莉の妹があの穂月百合香から酷いパワハラを受けていること、そして穂月百合香が崇人の事をまもなく婚約する恋人だと言いふらしているという話だった。