復讐は溺愛の始まり 〜一途な御曹司は愛しい彼女を逃がさない〜
実はここ数日、結愛の勤める会社や社長の穂月百合香、またパワハラを訴えた際の弁護士費用など色々と調べてみた。
まずパワハラによる慰謝料の相場だが、一般的に大体30万から100万円程度。
パワハラを訴える場合の弁護士費用は、着手金が大体10~30万円。その成功報酬金が加害者や会社から支払われる慰謝料や損害賠償金額の約15~30%。
もちろん被害者がうつ病になったりした場合などにはより高額な慰謝料が見込めるが、相談料、着手金、報酬金、それに弁護活動で実際にかかった実費などを全て支払うと、弁護士に払う費用は場合によっては150万円くらいまで膨れ上がる。これでは加害者から受け取る損害賠償金よりも弁護士費用が高くなる、費用倒れになってしまう。
それに加え、例えここまでお金をかけて訴えても、裁判で勝てない可能性が大きくある。なぜならあの穂月社長には、強力な後ろ盾があるからだ。
彼女の父親は総合出版社「Hozuki」を経営している。書籍や雑誌、コミックなどを出版している中堅の企業だが、特に芸能人のスクープなどゴシップネタを書く雑誌「EXPOSED」で有名だ。
今、彼女が経営している「ロバストビーンズ」も、この「Hozuki」の社長である父親がかなり出資しているらしい。
そしてこの父親に加えさらに厄介なのが、婚約が秒読みと言われている彼女の恋人の存在だ。