復讐は溺愛の始まり 〜一途な御曹司は愛しい彼女を逃がさない〜
「ありがとう。さすが沙希子さんだ。とても……綺麗だ」
彼は私の視線を捕らえたままゆっくりと歩いてくる。目の前までくるとピタリと歩を止めた。
「……首まわりが少し寂しいな」
そう言って手にしていた小箱をそっと開けた。中にはパールとダイヤが散りばめられたとても上品なネックレスが入っている。あまりの美しさに思わず息をのんだ。
「髪を持ち上げてくれ」
「えっ、あ、は、はい……!」
慌てて髪を持ち上げると、彼は箱からネックレスを取り出してそれを持ったまま私に腕を伸ばした。
彼の両手が私の首の後ろにまわって、ネックレスがパチンとはまる。ひんやりとしたネックレスの重みと彼の温かい指先、それに肌をくすぐる彼の湿った吐息に思わず体がビクッと震えた。
ふと鏡の中の自分を見ると、ドレスとパールのネックレスがよく合っていて、とても上品な装いになっている。ネックレスにそっと触れると、鏡の中の彼と視線が絡み合った。
彼の選んだドレスとネックレスを身に纏っている私を、まるで自分のものだと言いたげな独占欲のこもった瞳で見つめてくる。その視線にひどく心がざわめいて、慌てて視線をそらした。
「行くぞ」
「は、はい!」
彼は私の腰にそっと手を添えると、一緒に歩くように促す。そんな私達に、店のスタッフは満面の笑顔で「ありがとうございました。いってらっしゃいませ」と一斉に頭を下げた。
外に出ると黒塗りの車が待っていて、運転席から社長の運転手である瀬川さんが笑顔で降りてくる。
「橘花さん、どうぞ」
「ありがとうございます」
ただの契約社員でしかない私の為にわざわざドアを開けてくれる瀬川さんに恐縮しながらも、東儀社長と一緒に車に乗り込むとパーティー会場へと向かった。
彼は私の視線を捕らえたままゆっくりと歩いてくる。目の前までくるとピタリと歩を止めた。
「……首まわりが少し寂しいな」
そう言って手にしていた小箱をそっと開けた。中にはパールとダイヤが散りばめられたとても上品なネックレスが入っている。あまりの美しさに思わず息をのんだ。
「髪を持ち上げてくれ」
「えっ、あ、は、はい……!」
慌てて髪を持ち上げると、彼は箱からネックレスを取り出してそれを持ったまま私に腕を伸ばした。
彼の両手が私の首の後ろにまわって、ネックレスがパチンとはまる。ひんやりとしたネックレスの重みと彼の温かい指先、それに肌をくすぐる彼の湿った吐息に思わず体がビクッと震えた。
ふと鏡の中の自分を見ると、ドレスとパールのネックレスがよく合っていて、とても上品な装いになっている。ネックレスにそっと触れると、鏡の中の彼と視線が絡み合った。
彼の選んだドレスとネックレスを身に纏っている私を、まるで自分のものだと言いたげな独占欲のこもった瞳で見つめてくる。その視線にひどく心がざわめいて、慌てて視線をそらした。
「行くぞ」
「は、はい!」
彼は私の腰にそっと手を添えると、一緒に歩くように促す。そんな私達に、店のスタッフは満面の笑顔で「ありがとうございました。いってらっしゃいませ」と一斉に頭を下げた。
外に出ると黒塗りの車が待っていて、運転席から社長の運転手である瀬川さんが笑顔で降りてくる。
「橘花さん、どうぞ」
「ありがとうございます」
ただの契約社員でしかない私の為にわざわざドアを開けてくれる瀬川さんに恐縮しながらも、東儀社長と一緒に車に乗り込むとパーティー会場へと向かった。