最強男子はあの子に甘い
今日、午後一番の授業は体育だ。
私は体格も性別も違う生徒に交じりケガをしてもいけないからと、見学することが多い。
体育に関してはみんな真剣すぎるほど真面目に取り組む姿勢を見せていた。
日頃からやんちゃなせいだろうか。
体を使うことは任せろとばかりに、負けず嫌いも多く、試合形式でのスポーツ学習なんて大迫力である。
しかしそれもほぼ見学となると少し飽きて退屈なのも正直なところ。
「今日も体育は見学かなぁ……」
食べ終わったお弁当箱をしまいながら、私はつまらないとばかりに呟いた。
「たまにはサボれば?」
大きな欠伸とともに伸びをする永田くんがさらっとヤンキー校らしい提案をしてくる。
サボりなんて見慣れてはいるけれど、自分がなんて考えたこともなかった。
けれどちょっといけないことをするドキドキとワクワクする気持ちが生まれる。
やはり私は桜辰の校風に染まりつつあるのだ。
「俺的には屋上がおすすめ」
「え?永田くん、屋上は……」
何か言いかけた湯川くんの言葉を遮るように彼の座る椅子を、永田くんは長い足で蹴とばした。
「屋上は基本、立ち入り禁止だから静かでいいぞ」
「サボりととも立ち入り禁止への侵入をすすめるの?」
「紗宇も少しは桜辰っぽいことしてもいいんじゃね?」
私は体格も性別も違う生徒に交じりケガをしてもいけないからと、見学することが多い。
体育に関してはみんな真剣すぎるほど真面目に取り組む姿勢を見せていた。
日頃からやんちゃなせいだろうか。
体を使うことは任せろとばかりに、負けず嫌いも多く、試合形式でのスポーツ学習なんて大迫力である。
しかしそれもほぼ見学となると少し飽きて退屈なのも正直なところ。
「今日も体育は見学かなぁ……」
食べ終わったお弁当箱をしまいながら、私はつまらないとばかりに呟いた。
「たまにはサボれば?」
大きな欠伸とともに伸びをする永田くんがさらっとヤンキー校らしい提案をしてくる。
サボりなんて見慣れてはいるけれど、自分がなんて考えたこともなかった。
けれどちょっといけないことをするドキドキとワクワクする気持ちが生まれる。
やはり私は桜辰の校風に染まりつつあるのだ。
「俺的には屋上がおすすめ」
「え?永田くん、屋上は……」
何か言いかけた湯川くんの言葉を遮るように彼の座る椅子を、永田くんは長い足で蹴とばした。
「屋上は基本、立ち入り禁止だから静かでいいぞ」
「サボりととも立ち入り禁止への侵入をすすめるの?」
「紗宇も少しは桜辰っぽいことしてもいいんじゃね?」