私たちの恋風は、春を告げる


「おかえり、美波」

「……咲茉」

「そんなとこに立ってないで、入りなよ」

そう私が言うと、美波は小さく頷いてこちらに歩み寄ってきた。

と同時に冬紀が椅子から立ち上がる。

「俺自販機行ってくる」

そう言って、美波と入れ替わるように病室を出て行った。

気、遣ってくれたのかな…






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