私たちの恋風は、春を告げる
と、何か首に触れる感触。
「……これ」
冬紀がつけてくれたのは、ネックレスだった。
「誕生日プレゼント、まだ渡せてなかっただろ?」
毎年欠かさずにプレゼントをくれた冬紀。
「ありがとう。大切にするね」
すごく嬉しい……
「まだ、もうひとつある」
「……え?」
なんだろう、そう思っていると…
冬紀が車椅子に座った私と目線を合わせた。
そして、左手の薬指にはめられたものーーーーー