果実と恋のバスケット
決して、の部分は強かった。
みんなへの拒絶。失望。そんなものが詰まっている気がした。
「理解なんて、されなくていい。これがオレの存在意義の1つだから。…アンズには、一応、感謝してる」
突然、私に頭を下げられて、私は慌てる。
「えっ、れ、レモンくん!?」
慌てる私に、レモンくんは大人びた笑顔を見せる。
きれいな作り物のような、大人びた笑顔だった。
だけどどこか、喜びと子どものような強い感情を彷彿とさせた。