果実と恋のバスケット
結果的に、私の右手はブドウくんの左手をしっかりと握っていた。
ブドウくん、目を離したら迷子になっちゃいそうだし、私がしっかりしないと!
そう思って、気合が自然と入る。
って、あれ?
「ブドウくん、なんだか手が暖かくない…?」
「えっ!?そ、そうですかっ!?」
「うん!もしかして風邪?大丈夫?」
おでこに空いている方の左手をあてると、なんだか少しあったかい気がする。
顔もこころなしか赤い気がするし…やっぱり風邪かな?