果実と恋のバスケット



私が若い頃…まぁ、やんちゃしていた頃の本性が、あんなにも簡単に出てきてしまうとは思わなかった。




おそらく、ミカンもレモンも、イチゴもリンゴも…誰も知らないであろう私の本性。



気性の荒い、喧嘩っ早い性質…。





アンズさんは、「かっこいい」と言ってくれた。



恐れられる私の本質を、そんなにもあっさりと褒めてくれるとは思わなかった。





だからこそ、優しい彼女を危険にさらしてしまったことは反省しなくてはいけない。

彼女は私達となんでもないように接していて、忘れてしまいがちではあるけれど…何の力もない、ただの少女なのだ。







< 283 / 539 >

この作品をシェア

pagetop