果実と恋のバスケット




リンゴはイチゴの方を向いたまま、目線だけで私を見ていた。



その奥にあるのは、嫉妬、羨望、劣等感…そしてほんの少しの好戦的な輝き。





…私だって。






負けるつもりはまだまだありませんよ。







心のなかでそう告げて、私は彼らに出すパフェを用意しにキッチンへと向かった。













* * *















< 292 / 539 >

この作品をシェア

pagetop