果実と恋のバスケット
「まあ、難しいことは考えないでいいよ。みんな待ってるだろうから、行こうか」
「そうだな。レモンとかイチゴとか、ブドウがなだめてるだろうけど、そのうち暴走するし」
2人は眉間に手を当ててはぁ…とため息をつく。
あはは…レモンくんやイチゴくんは、5人の中で弟みたいな存在なのかな…?
私は苦笑いすると、「それじゃあ、行こう」と2人に声を掛ける。
葡萄のアーチをくぐり、レンガの階段を登り…リンゴくんが美しい洋風の扉を開いた。