君のいないクリスマス
そして、俺たちは思う存分、食べて、呑んだ。男子の前では、女子は多少は気を遣ってというか、猫を被って、少食を装おうとするものらしいが
「あんたの前で気取ったってしょうがないでしょ?」
七瀬は平然と山盛り取って来た料理をパクついている。まぁ、そりゃそうだけどな・・・。
「確かにお互い気取らないから、酒も進むけど、でも明日も仕事だからな。」
「別に酔っ払ったら、ウチに泊ればいいじゃん。」
今も実家暮らしの俺に対して、七瀬は大学に入学してからは1人暮らしだ。
「さすがにそれはまずいだろ?」
「なに、今更照れてるの?一緒にお風呂入った仲じゃない?」
「あのなぁ、何かというと七瀬はそう言うけど、それってせいぜい小学校低学年の頃までの話だろ?」
なんてバカ話をしながら、制限時間の120分はあっという間に過ぎて行った。
「いやぁ満腹、満腹。」
「明日の分まで食べた感じ。」
そんなことを言いながら、店を出た俺たち。
「いい年忘れになったな。」
「そうだね。」
「今年も残り1週間、もうひと踏ん張りだな。」
「うん。」
「年末は帰って来るんだろ?」
「そのつもり、って言うか大和も知っての通り、帰らないと親がうるさいし。」
「じゃ、一緒に初詣、行くか?」
俺がそう言うと、七瀬がハッとした表情で俺を見た。そして
「いいの?」
と言って、俺を窺うように見た。
「今年の正月は喪中だったからな。2年ぶりの初詣だ。」
「そうだ、ね・・・。」
「大晦日、紅白見終わったら、いつもの神社に行こう。」
「昔は両家揃って、毎年行ったよね。」
「高1の時はふたりで行ったじゃんか。」
「それが、大和と一緒に行った、今のところ最後の初詣だよね・・・。」
ここで会話が途切れ、一瞬見つめ合う形になった俺たち。すると
「ねぇ。」
「うん?」
「もう帰りたい?」
「別にそんなことないよ。」
「じゃ、ちょっと付き合ってくれないかな?」
「どこに?」
「ここの屋上。外に出られるようになってるんだ。」
「そうなんだ。」
「どう?」
上目遣いで七瀬は、俺を見る。
「もちろん、お供するよ。」
俺がそう答えて笑顔を向けると
「じゃ、行こう。」
七瀬もホッとしたように笑顔になった。
「あんたの前で気取ったってしょうがないでしょ?」
七瀬は平然と山盛り取って来た料理をパクついている。まぁ、そりゃそうだけどな・・・。
「確かにお互い気取らないから、酒も進むけど、でも明日も仕事だからな。」
「別に酔っ払ったら、ウチに泊ればいいじゃん。」
今も実家暮らしの俺に対して、七瀬は大学に入学してからは1人暮らしだ。
「さすがにそれはまずいだろ?」
「なに、今更照れてるの?一緒にお風呂入った仲じゃない?」
「あのなぁ、何かというと七瀬はそう言うけど、それってせいぜい小学校低学年の頃までの話だろ?」
なんてバカ話をしながら、制限時間の120分はあっという間に過ぎて行った。
「いやぁ満腹、満腹。」
「明日の分まで食べた感じ。」
そんなことを言いながら、店を出た俺たち。
「いい年忘れになったな。」
「そうだね。」
「今年も残り1週間、もうひと踏ん張りだな。」
「うん。」
「年末は帰って来るんだろ?」
「そのつもり、って言うか大和も知っての通り、帰らないと親がうるさいし。」
「じゃ、一緒に初詣、行くか?」
俺がそう言うと、七瀬がハッとした表情で俺を見た。そして
「いいの?」
と言って、俺を窺うように見た。
「今年の正月は喪中だったからな。2年ぶりの初詣だ。」
「そうだ、ね・・・。」
「大晦日、紅白見終わったら、いつもの神社に行こう。」
「昔は両家揃って、毎年行ったよね。」
「高1の時はふたりで行ったじゃんか。」
「それが、大和と一緒に行った、今のところ最後の初詣だよね・・・。」
ここで会話が途切れ、一瞬見つめ合う形になった俺たち。すると
「ねぇ。」
「うん?」
「もう帰りたい?」
「別にそんなことないよ。」
「じゃ、ちょっと付き合ってくれないかな?」
「どこに?」
「ここの屋上。外に出られるようになってるんだ。」
「そうなんだ。」
「どう?」
上目遣いで七瀬は、俺を見る。
「もちろん、お供するよ。」
俺がそう答えて笑顔を向けると
「じゃ、行こう。」
七瀬もホッとしたように笑顔になった。