巫女&十二支擬人化男子、学園をナイショで守護してます!
 朝巳君が「僕は裏方に向いているから」って、照明係になってくれた。

 晴牛君と春馬君は、それぞれ二年生と三年生のクラスに所属して、なにか異変がないか探ってくれている。

 よーし、よし! これで準備万端!

 全員一丸となって頑張るぞー!




 




 一年生のみんなで劇の練習を重ねる日々を過ごすうちに、あっという間に一ヵ月が過ぎた。

 十二支の仲間はまだ見つからないまま。魔物からの攻撃もない。

 どうにか平穏な日々を過ごして……いよいよ今日が学園祭だ!


「みんな、今日が本番だよ。頑張ろうね」

「目立ちまくってやるぞ!」

「せっかくだから仲間もゲット、優勝もゲットや!」

「おお、これは大変な賑わいじゃな」


 校内に入ったら、すごい人混みでビックリ。

 他校の生徒もいるし、保護者も大勢来ているみたい。

 屋台もいっぱい並んでるし、飾り付けも華やか。うちの神社の宵宮(よみや)みたいでワクワクしちゃう。

 ……ハッ。いけない!


「ごめん。今日は仲間を見つける重要なミッションがあるんだから、こんなふうに浮かれてちゃダメだよね」

「おおおー! 粉もんやー! 俺のソウルフードやー!」

「ちょっと、忠太君!?」


 忠太君が、たこ焼きの屋台を目指して突っ走っていった。

 おーい! ミッションはどうしたの!? ミッションは!
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