花系男子はアナタっ子
──五人を無理矢理に連れていき、玄関のドアを閉めた。
ゆっくりとドアに背を預け、大きく息を吐く。
「……はぁ」
予想外な出来事だったし、お母さんがあんなノリノリだと思わないしで……
「らいじょーふ?」
「食べながら喋んな」
太陽くんがお菓子を口に詰め込んだまま、大丈夫かと聞いてくれたけど、蒼葉くんにどつかれてしまう。
「……あっぶな!こぼすとこだった」
衝撃に口ををおさえる太陽くんに、私は苦笑いを浮かべた。
すると申し訳なさそうに千莉くんが私のもとに。
「ごめんね。騒いだはてにこんなことになって」
「九割は太陽でぼくが一割くらいかな」
「自覚はあるんだな。……でも本当、今日のところは大人しくした方がいいだろ」
「そうだね。僕は唯一外だから、このまま戻るとするよ。またね、すみれちゃん」
「ああっうん」
小さく微笑んで庭の方に行く橙果くんに手を振れば、やっと食べ終えた太陽くんを三人が囲む。