あなたなんかいなくても
秘書課の同期は『大窪麗子』
私が見たところ、一番可愛いのが菜摘なら麗子は一番美人だと思う。
ただ研修期間中ひと言も話したことがない。
「各自、今から各課に行ってください」
これから菜摘や颯太と離れてしまうと思ったら急に緊張してきた。
麗子は全く緊張していない様子でサッサと行ってしまう。
慌てて追い掛けたが完全に無視されている。
エレベーターホールに取り残された。
八階建ての最上階が役員室と秘書課のフロア。
秘書室長についてもらい、とりあえず今いる人達に挨拶をする。
先ずは会長と秘書の方、社長と第一秘書と第二秘書の方、副社長の第二秘書の方、専務の第一秘書の方に挨拶をした。
副社長と専務は秘書の方と一緒に外出中のようだ。
「とりあえず二人にはみんなのフォローをしながら覚えていって。あと、他の課と違って機密情報が多いから同じ会社の社員でも気を付けるように」
室長は話し終わると席に戻っていった。
私が見たところ、一番可愛いのが菜摘なら麗子は一番美人だと思う。
ただ研修期間中ひと言も話したことがない。
「各自、今から各課に行ってください」
これから菜摘や颯太と離れてしまうと思ったら急に緊張してきた。
麗子は全く緊張していない様子でサッサと行ってしまう。
慌てて追い掛けたが完全に無視されている。
エレベーターホールに取り残された。
八階建ての最上階が役員室と秘書課のフロア。
秘書室長についてもらい、とりあえず今いる人達に挨拶をする。
先ずは会長と秘書の方、社長と第一秘書と第二秘書の方、副社長の第二秘書の方、専務の第一秘書の方に挨拶をした。
副社長と専務は秘書の方と一緒に外出中のようだ。
「とりあえず二人にはみんなのフォローをしながら覚えていって。あと、他の課と違って機密情報が多いから同じ会社の社員でも気を付けるように」
室長は話し終わると席に戻っていった。