あなたなんかいなくても
「おしっこ!」
「湊、荷物を見てて、ちょっと行ってくる」
お願いしてると、「女のトイレじゃ無くて男のトイレに行く」
いつもは一緒に個室まで入るくせに、今日に限って面倒な事を言う。
「おじさんと一緒に行く?」
湊が聞くと、「行く!」
二つ返事で立ち上がった。
そして完全に私を無視して二人で駆けていった。
やっぱり男親って必要なのかなぁ。
星空を藤澤家に取られることばかり気にしていたけど、湊にはそばにいて欲しい。
私のわがままなんだけど、いくら考えても、気持ちがどうどう巡りで決まらない。
私が悩んでるのに戻ってきた二人は楽しそうにお弁当を食べはじめた。
それに星空がいつも以上に急いで食べてる。
里芋を頬張り苦しそう。
「星空、急がなくてもまだ始まらないよ。ゆっくり噛んで食べなさい」
お茶のペットボトルのふたを外していると、
「ごめん、食べたらアイスを買いに行く約束をしちゃって…」
保育園のママさんが話してたのを聞いたことがある。
休みやお出かけの時のお父さんはかなり甘めだということを。
星空にとってみれば初めてのお父さんとのお出かけだもんなぁ。
「今日だけだよ」
二人は見つめ合って嬉しそうに笑った。
「湊、荷物を見てて、ちょっと行ってくる」
お願いしてると、「女のトイレじゃ無くて男のトイレに行く」
いつもは一緒に個室まで入るくせに、今日に限って面倒な事を言う。
「おじさんと一緒に行く?」
湊が聞くと、「行く!」
二つ返事で立ち上がった。
そして完全に私を無視して二人で駆けていった。
やっぱり男親って必要なのかなぁ。
星空を藤澤家に取られることばかり気にしていたけど、湊にはそばにいて欲しい。
私のわがままなんだけど、いくら考えても、気持ちがどうどう巡りで決まらない。
私が悩んでるのに戻ってきた二人は楽しそうにお弁当を食べはじめた。
それに星空がいつも以上に急いで食べてる。
里芋を頬張り苦しそう。
「星空、急がなくてもまだ始まらないよ。ゆっくり噛んで食べなさい」
お茶のペットボトルのふたを外していると、
「ごめん、食べたらアイスを買いに行く約束をしちゃって…」
保育園のママさんが話してたのを聞いたことがある。
休みやお出かけの時のお父さんはかなり甘めだということを。
星空にとってみれば初めてのお父さんとのお出かけだもんなぁ。
「今日だけだよ」
二人は見つめ合って嬉しそうに笑った。