君が恋する私は、
熱中症
「る、藤田くん!」
──あぶな、るいくんって呼ぶところだった。
2人でテーマパークに行ったのに、藤田くんと私、紗良の関係はなにも変わっていなかった。
当たり前だ。
別に藤田くんはさくらとデートに行ったのであって、決して紗良とデートに行ったのではない。
わかってるけどやっぱりへこむ。
..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚
「なになに、どうした? さくら」
ねねさんが心配そうに顔をのぞき込んでくる。
今はバイトが終わって、2人で着替えていたが、つい心の声がもれていたみたいだった。
「いえ、別に大したことじゃないんですけど」
「んー? 悩みならお姉さんがなんでも聞いてやるぞ」
少しふざけながら、ねねさんは私のほっぺを両手で挟んでくる。
「学校に藤田くんっていう同級生がいるんですけど──、」
そこから私は、ねねさんに藤田くんのことを全て話した。
──あぶな、るいくんって呼ぶところだった。
2人でテーマパークに行ったのに、藤田くんと私、紗良の関係はなにも変わっていなかった。
当たり前だ。
別に藤田くんはさくらとデートに行ったのであって、決して紗良とデートに行ったのではない。
わかってるけどやっぱりへこむ。
..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚゚ ..。*゚ ..。*゚
「なになに、どうした? さくら」
ねねさんが心配そうに顔をのぞき込んでくる。
今はバイトが終わって、2人で着替えていたが、つい心の声がもれていたみたいだった。
「いえ、別に大したことじゃないんですけど」
「んー? 悩みならお姉さんがなんでも聞いてやるぞ」
少しふざけながら、ねねさんは私のほっぺを両手で挟んでくる。
「学校に藤田くんっていう同級生がいるんですけど──、」
そこから私は、ねねさんに藤田くんのことを全て話した。