時が経っても君を忘れない恋がしたい
さっきまで私の後ろにいたサラリーマンは気まずそうに目を逸らすと、手持ち無沙汰になった片手で吊り革を掴んだ。
「…悪い、気がつかなくて」
「いやいや…!ありがとう…」
こそっと耳打ちをしてきた及川くんに、赤くなっているであろう顔を伏せながら必死に首を横に振る。
…ほらね。やっぱり及川くんは今も昔も優しい人なんだ。
*
及川くんと話した次の日は休日だった。
だから会うはずなんてないとそう思っていたのに、私たちはまた出会ってしまった。
「…及川、くん?」
今日は定期検診があったため、いつもの病院で検診を受けてもう帰ろうとしていたところで、なぜか及川くんがぼーと一点を見つめながら座っているのを見つけた。
「…花村?」
「何してるの?風邪引いたとか?」
ふと、馴れ馴れしく踏み込みすぎだろうかと我に返るが、及川くんはあまり気にしていない様子で「まあそんな感じ」と曖昧に返してきた。
「…悪い、気がつかなくて」
「いやいや…!ありがとう…」
こそっと耳打ちをしてきた及川くんに、赤くなっているであろう顔を伏せながら必死に首を横に振る。
…ほらね。やっぱり及川くんは今も昔も優しい人なんだ。
*
及川くんと話した次の日は休日だった。
だから会うはずなんてないとそう思っていたのに、私たちはまた出会ってしまった。
「…及川、くん?」
今日は定期検診があったため、いつもの病院で検診を受けてもう帰ろうとしていたところで、なぜか及川くんがぼーと一点を見つめながら座っているのを見つけた。
「…花村?」
「何してるの?風邪引いたとか?」
ふと、馴れ馴れしく踏み込みすぎだろうかと我に返るが、及川くんはあまり気にしていない様子で「まあそんな感じ」と曖昧に返してきた。