本当のことは言わないで
『早すぎるよ』

橘の声が聞こえたような気がした。

その声を聞いて私は手を止めた。

橘が旅立って、私はこんなに辛い思いをした。

でも私が死んだら、同じよう橘も悲しむだろう。

私はなんてことをしようとしていたのだろうか?

橘のところへは行きたい。

でも橘を悲しませてはいけない。

そう思いタオルを片付けた。
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