明日、先輩の彼女
「よし、先輩のところ行こっと」

「こらこら、相澤(あいざわ)。予鈴鳴ってるのにどこに行くつもり?」

「あ、あけみんおっはよー」


再び先輩のところに行こうとする私の頭を、がしっと担任のあけみんこと明美(あけみ)先生が掴んで止めてきた。


「私は愛する人のところへ行くのです。よって一限は欠席いたします」

「アホなこと言ってないで早く席着く」


え、あれ?と考えるよりも先にあっという間に席に座らされる。



「あけみんネイル変えたー?可愛い」

「でしょ?新作の色に惹かれて自分でやったんよ」


生徒とフレンドリーに話しながらあけみんが教卓に歩いていく。

あけみんは肩まで切り揃えられた外ハネの手入れされているサラツヤ髪に、美容にも気を遣っていてこの学校一美人で綺麗な先生だ。

だけど性格はサバサバとしていて同い年かのように接することができるから、男子からも女子からも好かれている。

私も一番大好きな先生だ。


「ちょっと早いけど、みんなでクリスマスパーティやらない?各自予算決めてプレゼント買って、お菓子とか飲み物も持ってきて。この時期って一番暇で学校来る気も起きないでしょ?だからイベントごと作って楽しく過ごそう作戦」
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