セ、、スフレンド
「颯希ちゃん、看板こんな感じにしようと思うんだけど...」


クラスの美術部の子が紙に書いた下書きを持ってきてくれた。


「おぉ、ええやん。ありがと」

「じゃあ看板の板、男子で貰って来よーぜ」


煌河が言った。


「颯希ちゃん、私らと買い出し行こうよ」

「わかった」


あたしらは近くのドン・キホーテへ行った。

大きいたこ焼き器を買った。

百均では紙皿、フードパック、割り箸、紙コップなど...

食べ物以外で揃えれる物は揃えてきた。


「うわ、この量階段か...キツイな、、あたしこのでかいたこ焼き器持つから.....」

「貸して」


煌河が階段下まで迎えに来てくれていたみたいだった。


「ありがとう...」

「煌河くんって颯希ちゃんの王子様みたいだよね」

「ね、それ思った!」

「付き合ってるの?」

「付き合ってへんよ、こいつ彼女おるで」

「ちょっ、颯希...」

「ええやん、誤解されるよりか」

「えー、お似合いだと思ったのにー」

「ねー」


そんなことを言いながら教室まで運んだ。
< 26 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop