セ、、スフレンド
「で、できた...」


文化祭実行委員の男子が言った。


「な、美味しいやろ」

「大阪本場のたこ焼き、初めて食べた」


煌河が言った。


「そんなんもっと美味しいたこ焼き屋さん連れてったるわ」

「やったぁ」

「お前ら...付き合ってんの?」

「それ私も思った。食器とか調理器具の場所煌河くん把握してたしもしかして頻繁に出入りしてる?」


またこの質問か。


「煌河はよー来るけどただの友だちやで」

「まぁそうだよな、こんな男みてーな女と付き合わねーよな」

「なんやて?」

「そんな颯希ちゃんにさっきドキドキしてたくせに」

「し、してねーわ」

「どうでもええから終わったならはよ帰って(笑)」


みんなで後片付けをして、帰った。


「もう遅いしどうする?泊まってく?」


煌河が眠そうやったからそう言った。


「んー、そうする...」


いつものようにソファに横になる煌河。

あたしは毛布を持ってきた。


「わっ...」


あたしの手を引いたからバランス崩して煌河の上に倒れ込んだ。


「ちょ、ちょっと...」


煌河が抱きしめてきた。
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