ねえ

あとがき

孤独はなにかと考える晴野妃です。

孤独とはなんでしょうか？

難しい質問だなぁ、と私は思っています。

彼女の孤独は、ただひたすらに彼女を苦しめる。

いや、苦しめたんですね。

「ねえ、」の後に紡がれる言葉が、彼女を追い詰めて…

でも、彼女をこの世界と繋げていた。

矛盾ですね、ものすごく。

彼は最後、なにを思ったでしょう？

彼女はなにを思って…

たくさん考えましたけど、わかんないので諦めました。

愛のカタチはそれぞれです。

けど、伝えるのは簡単だけど難しいですね。

彼が、彼女に気持ちを伝えていたら、彼女は死ななかったかもしれない。

彼が彼女に気持ちを伝えていても、彼女は死んでしまったかもしれない。

彼女が、幸せな人生をおくれる、そんな世界だったら、素敵なんですけどね…

彼女に来世は幸せが訪れますように。

1月6日　晴野妃