凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
本当、いい男過ぎてバチでも当たりそうだ。

「琴」

後ろから名前を呼ばれて振り返れば、レーシングスーツ姿の愛しい人。

「伊吹」

私の隣りに座って、グローブを外す。
何しても様になるな。

「お疲れ様」

「ありがとう。耳おかしくなんねぇか?」

「ははは。大丈夫だよ」

「琴、明後日仕事終わったら会えそう?」

「うん! でも伊吹休まなくて大丈夫?」

「大丈夫だよ」

「無理しないでね?」

「ククク。ありがとな。平日だけど泊まる?」

「泊まる」

「オッケー。楽しみにしとく。俺今日はこのままミーティングしてサーキットには出ないから…」

「あ、うん。それじゃ私は帰ろうかな」

「ちょっとこっち来て」

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