凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
そう言って手を取られ建物の中に小走りで連れて行かれる。

そして人もあまりいない場所で角を曲がったかと思えばドンと壁に手をついた伊吹が私の顎をクイっと上げてキスをしてきた。

もれなく私の脚の間に伊吹の膝がねじ込まれる。

「んっ…」

「シーっ」

そしてまた静かに深いキスが落とされる。

下唇を吸われそっと唇が離れた。

「我慢できなかった」

「ちょっ…」

もう私は誰かに見られてしまうんじゃないかというドキドキなんだか、一気に壁ドン顎クイ脚ねじ込みの三連チャンをくらってのドキドキなんだかわからなくなる。

「顔真っ赤だぞ。どした?」

と壁ドンしたまま私を見下ろす。

え、この人もしかして狙ってしてるわけじゃない?

「い、いや…あの…。好き」

これだけはわかる。
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