凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
ここに至るまでいろいろあった。

レース後に勝利をおさめて、プロポーズをして、綺麗なホテルで琴の初めてをもらう。

俺はその計画を立てたはいいが、いかんせんそれを知らない琴は、ガンガン誘惑してくるわけで…

首の皮一枚繋がってるようなギリギリな理性でなんとか切り抜けて来た。

でもさすがにこないだの琴はヤバかった。

抱かない俺についにキレた。

いっその事言ってしまおうか?
抱いてしまおうか?

そう思ったけど、やっぱりするならお互い気分良くしたかったし、かと言ってあのまま一緒にいたら俺のもろい理性は、直ぐにもへし折れそうで可哀想と思いながらも、蟹を持たせてタクシーに押し込んだ。

その日から琴とは連絡が取れなくなり、俺もさすがに不安になった。

でも琴はちゃんと来てくれた。

もうそれだけで俺は飛び上がるほど嬉しいと感じる。

< 175 / 300 >

この作品をシェア

pagetop