凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
『あれ、あまり口に合わなかったかな』
「あ、違うんです。ワインは本当にとても美味しいと喜んでおりました」
『佐久間さん。佐久間さんてお住まいはどちらですか?』
「え?」
『あ、変な意味じゃなくて。僕は都内なんだけど…』
名刺にもあったしな。
「僕も都内です」
『本当に? 凄いな。早速ですが今夜とか時間あります? ちょっとだけ僕に付き合ってくれませんか? 男だけで一杯どうです?』
今夜か…
琴が気になるけど、今俺も少し冷静になるべきだろうな。
「はい。大丈夫です」
『それじゃ20時に◯◯ホテルのslowというBARで会いましょう』
そして時間に合わせて指定されたslowというBARへ向かった。