凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
「こっちこっち」

中に入ると丈慈さんは既にカウンターに座っていて、すぐに俺に気付くと手を振ってくれる。

「お待たせしてしまいましたか」

「いえいえ。全然」

そしてカウンターからはこれまたイケメンのマスターが笑顔で出迎えてくれた。

なんだよイケメン揃いだな。

ここに琴がいたらぶっ倒れてたんじゃねぇの?

「いらっしゃいませ。お会い出来て光栄です。冨樫奏翔と申します」

そう言ってマスターは自己紹介してくれる。

ここは俺も名乗るべき?
店員に?

「佐久間さん。奏翔は僕のはとこなんだよ。気使わなくて良いよ」

そういう事ね。
俺はぺこっと会釈を返した。
にしても二人ともイケメンだ。

「いや、カッコいいすね」

なんて奏翔さんに言われる。

「佐久間さんは今おいくつですか?」

「28です」

「だと俺の3歳下か。大人っぽいなぁ。それに世界で活躍するF1レーサーだなんて凄いよ本当に」
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