凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
そして琴のいつもの退勤時間に合わせて迎えに行く。

あれ?
車がない?

するとちょうどイチが歩いて出て来た。

「あれ? 帰ってきたの? 迎えに来てくれたの?」

イチに言われる。

「お前じゃねぇよ。琴だよ」

「は?」

「え?」

「え? 琴ちゃんに会ってない?」

と謎な事を言われる。

「いや俺レース終わって直ぐに帰ってきたんだけど。琴は? もう帰ったの?」

「は? 琴ちゃん、アブダビ行ったよ」

え?

「いやお前、変な嘘はいらん。だって何も連絡ないし…」

そうだ。
連絡がねぇ。
朝から。

「琴は!?」

慌てて琴に電話をかけるも繋がらない。

「おい! アブダビに行ったって本当か!?」

「ああ。いや、実は…先月で仕事早めに終わることになって、驚かすんだって言ってウハウハでアブダビ行ったよ」

はぁ!?
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