凄腕レーサーは中身も最上級〜夢見る乙女を眠らせない〜
"お手柔らかにお願いします"

ははは。
だから何をだよって。

"俺の夢にも出てきてよ"

でも俺夢見ねぇんだよなー。
爆睡。
超熟睡。

"やだよ。恥ずかしい"

こいつ絶対変な夢見たな。
おもしれー。

"仕事終わったらいつも何してんの?"

"家にいるよ。あとはジムかな"

"琴が良かったら飯とか出掛けたりとかしたいんだけど"

"いいよ!"

いいらしい。

はぁ。
会いてぇ。

声聞きてぇ。

俺はすぐ電話をかけた。

『は、はい』

「ククク。何してた?」

『今、足にネイルしてた』

「おお。電話大丈夫?」

『大丈夫。ハンズフリーだから』

「そ。なに、俺とまた会ってくれんの?」

『え? あ、うん』

「んじゃ明日は? 夜飯一緒食おうよ」

『またご馳走する気?』

「え? うん。そうだけど」

『んじゃヤダ』

なんで!?

「どゆこと?」

『奢られてばっかりは気使う』

なるほど。
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