学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!

雫サイド

「雫、今週末の日曜空いてる?」

「え、う、うん。空いてるよ!」

突然クラスに乱入してきたかと思ったら。

これはまさか…。

「良かった。一緒に遊園地行かない?」

デートのお誘いだ!

自分にこんなことが起きるとは、思ってもみなかった。

しかも相手は、あの千歳くんだし。

ど、どうしよう。

私なんかでいいのかな?

「…ダメ、かな?」

「ううん、ダメじゃないよ!」

そんな子犬のような目で見つめられたら、断れるわけないよ…。

「決まりね。じゃあ、駅前に11時集合で」

そう言って、何事も無かったかのように去って行った。
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