学校イチモテる天然王子の溺愛が甘すぎて溶けそうです…!
「よっ!今月に入って何人目?」

「さあな」

「千歳はほんと、イケメンの無駄遣いだよなぁ〜」

明るいこいつは、バスケ部仲間の小鳥遊隼人。

イケメンの無駄遣いと言うこいつも、かなりのイケメンである。

しかも、一緒にいる女子は定期的に変わるチャラいやつ。

「羽月くん〜♡今日の放課後、みんなでカラオケ行かない?」

「行かない」

すぐに誘いを断ると、残念そうな悔しそうな顔をして去っていくクラスメイトの女子。

「おまえも罪な男だね〜」

「は?」

「恋泥棒じゃん」

なんて理不尽にも程がある。

俺には恋愛なんて必要ない。
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