それぞれの幸せの形
俺は中学2年のときからずっと付き合っていた彼女がいた
彼女の名前は大岡麗奈

彼女とは中学1年のときに同じクラスになって知り合った
彼女は誰にでも優しく、みんなから好かれるような人だった
頭も良く、いつも学年でトップの成績だった
また容姿も良く、学校のみんなの人気者だった
部活も頑張っており、バレー部では1年生ながらレギュラーだった
しかし彼女はそれらのことを鼻にかけておらず、他の女子からの嫉妬とかもないくらい本当に完璧な子だった

そんな彼女を好きになるまで時間はかからなかった

俺の通っていた中学は大企業の子供が多く通う学校で、俺の周りの友達もみんなどこかの企業の子供だった
でも俺は別に普通の家庭だったし、両親共に一般企業に勤めているような一般人だった
もちろん麗奈も大岡財閥の娘
日本を代表する大企業の子供だった

でもみんな俺の友達はそのことを鼻にかけているようなやつじゃなかったため何も気にせず平等に接してくれた
むしろみんなどこか庶民寄りで価値観も合った

俺は本当に周りの人間に恵まれた

その中で麗奈と話すようになってからどんどん彼女のまっすぐな性格に惹かれていく自分がおり、気がつけば好きになっていた

周りの友達にも色々勇気をもらいついに告白した

「麗奈、好きです、付き合ってください」

「私も、智樹のことずっと好きでした、
もちろんよろしくお願いします」

あのときの笑顔は一生忘れない
かわいくもあり美人でもある麗奈
照れて頬が赤くなった麗奈は1番可愛かった
ずっと麗奈のそばにいたいと思った
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