それぞれの幸せの形
私は今まで恋愛経験なんてほとんどないに等しいし彼氏だってできたことなかった
だからデート当日も緊張で前日はなかなか寝付けなかった
そんな私を見計らって智樹さんはいろいろな話をして場を盛り上げてくれた
この日は特にどこに行くとかでもなく一緒にご飯を食べただけだったがとても楽しかった
こんな関係でいいと思っていたはずなのに、智樹さんに対する気持ちは大きくなる一方だった
ついに別れ際、やっぱり付き合いたいと思うようになっていた
どうしても智樹さんをずっとこのまま一人占めしたくて
智樹さんの彼女になりたくて
祭よは告白なんてするつもり全くなかったけど
このままの関係が崩れるなんて絶対にやだから
でもどうしても気持ちが抑えきれずに
ありったけの勇気をかき集めて、
人生初の告白をした
「智樹先生、!好きです、
智樹さんの彼女になりたいです、」
怖くて目を見ることができなかった
「うん、俺も
優香ちゃんの彼氏になりたい」
涙が出るくらいうれしかった