花言葉はピュア ー敏腕社長は百合のような彼女を守り抜くー
それから小出は大学時代の葉山について話し始めた。
「斎君はね、それはそれは真面目で勉強とバイトのことしか頭にないって感じで。こんなイケメンなのに女の影が一切なくてねえ。合コン行ってもむすっとしてたよね?」
「大学は勉強するための場所だろ。」
「それはそうだけどさ。」
「俺は大学に入れただけでも幸せだったんだ。」
そうつぶやいた葉山の顔が環の心を強く震わせた。
重い病気だった葉山が、大学に入れたときはどんなにか嬉しかったことだろう。