花言葉はピュア ー敏腕社長は百合のような彼女を守り抜くー

葉山にLINEを送ると間を開けずに、仕事が終わったら本社の社長室へ来て欲しいとメッセージが届いた。

『ring』の本社は明治神宮前駅の近くにあるビルの13階にあった。

近代的なビルのエントランスを抜け、透明なガラス張りのエレベーターに乗ると、雑多な渋谷の街が遠ざかっていく。

受付で名を名乗るとすぐに社長室へ通された。

環がノックをし社長室のドアを開けると、葉山はパソコンから目を離して椅子から立ち上がり、環のそばに近寄った。

葉山は、環を心配そうにみつめた。

「環さん、大丈夫ですか?顔色が悪い。」

「はい・・・いえ。」
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