御曹司様の一目惚れ人生ゲーム〜私はただ愛されたかっただけ〜花村三姉妹 葉子と仁の物語
エピドラ麻酔をしていても、痛みやお腹の圧迫を感じているらしく、定期的に顔を歪ませ、辛そうな声を出す葉子ちゃん。急にお産が進んでいる様子だ。水分補給や労いの言葉をかけながら、時間が過ぎる。子宮口が10センチになるまでいきめないから、横向きの彼女の腰からお尻の辺りをテニスボールで押しながら、マタニティ教室で習った呼吸法を一緒にする。俺にはこれくらいしかできない。
再度、助産師が確認に来て、いよいよその時を迎える。スクラブ姿の翔子ねえと助産師さんが葉子ちゃんの足元に来た。
俺は何をすればいいのか?
いきみ出した葉子ちゃんの手を握り、「がんばれ!」としか声をかけられない。何回いきんだんだろう、助産師の『元気な男の子ですよ!』という声と共に聞こえる泣き声。
ああ、冬万(とうま)が生まれた……。
翔子ねえに呼ばれ、手袋を着用し、渡されたハサミでクリップ止められたホースを少し震える手で切った。初めて見る我が子に涙が溢れて止まらない。葉子ちゃんの元へ戻り、感謝と次のチビに備える意味で彼女の頭を撫でた。
「冬万が生まれたよ。もう少し、あと一人だから、頑張れ」
産湯で綺麗になった冬万とほんのひとときの対面をした葉子ちゃんと俺。なんとも言えない感情が湧き上がる。そして次のチビがいつ生まれるのを待つが、こればかりは誰にもわからない。30分かかる場合もあるらしい。
でも実際には7分後に次の女の子、千成(ちなり)が俺たちに会いに来てくれた。長男の鳴き声より柔らかい泣き声は男の子と女の子の違いなのか? 自分の中に庇護欲が芽生えた瞬間だった。二人目、千成の臍の緒も切らせてもらう。
再度、助産師が確認に来て、いよいよその時を迎える。スクラブ姿の翔子ねえと助産師さんが葉子ちゃんの足元に来た。
俺は何をすればいいのか?
いきみ出した葉子ちゃんの手を握り、「がんばれ!」としか声をかけられない。何回いきんだんだろう、助産師の『元気な男の子ですよ!』という声と共に聞こえる泣き声。
ああ、冬万(とうま)が生まれた……。
翔子ねえに呼ばれ、手袋を着用し、渡されたハサミでクリップ止められたホースを少し震える手で切った。初めて見る我が子に涙が溢れて止まらない。葉子ちゃんの元へ戻り、感謝と次のチビに備える意味で彼女の頭を撫でた。
「冬万が生まれたよ。もう少し、あと一人だから、頑張れ」
産湯で綺麗になった冬万とほんのひとときの対面をした葉子ちゃんと俺。なんとも言えない感情が湧き上がる。そして次のチビがいつ生まれるのを待つが、こればかりは誰にもわからない。30分かかる場合もあるらしい。
でも実際には7分後に次の女の子、千成(ちなり)が俺たちに会いに来てくれた。長男の鳴き声より柔らかい泣き声は男の子と女の子の違いなのか? 自分の中に庇護欲が芽生えた瞬間だった。二人目、千成の臍の緒も切らせてもらう。