ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
「次は、鶏の様子を確かめるにゃん。そんなに大きな鶏じゃないし、もう火が通ってると思うけれど……」

 しなる木の枝で作った巨大な炭つかみで、セラが器用に鉄鍋に乗った炭を取り除いた。熱くて危険なので、子猫は大人にお任せする。

 蓋を開けるといい匂いが立ちのぼり、中の野菜が美味しそうに焼けていた。

「俺が取り出そう」

 大きな金属フォークを操り、ルディが鶏を木の円形まな板の上に載せた。

「それでは切るにゃん」

「熱いから気をつけて」

 エリナはよく研いだ包丁を使って、器用に鶏肉を切り取った。きちんと中まで火が通り、中の詰め物が美味しそうに湯気を立てているのを見て「バッチリ焼けてる!」と手際よく肉を切り分けていった。

「エリナちゃん、すごいの! 大人みたいに料理してる」

「すっ、素晴らしい太刀捌きだ!」

 アリアとライリーは、子猫の技を見て息を飲んだ。
 彼らは王族としての教育を受けているちびっ子だったので、包丁を見事に操る様子で『ちょっとお料理ができる子猫ちゃん』ではなくて『プロフェッショナルな料理人』であることを理解したのだ。
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