ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜7
 身体が大きくなっても、服は大きくならない。
 白猫は荷物の中に入れてきた、サランティーナ王妃が作ってくれた動きやすい服を着ると、「ルディさん、もういいですよ」と声をかけた。

「どうしたんですか、ルディさん?」

「いや……そのような服も似合うなと思って、な」

 エリナはこの姿になった時にはいつも、ミメットからもらった服を着ていたのだが、それは彼女の兄のギギリクが選んだフリフリやリボンやレースが付いたフェミニンな服がほとんどだった。
 ミメットが「動きにくい服は、着慣れなくって苦手なのさ」と言って、ほとんど新品のワンピースをたくさんくれたので、フェアリナ=可愛くてドレッシーな服、というイメージがあった。
 だが、今は冒険者が着るような、甘さも兼ね備えた実用性の高いパンツルックなのだ。フェアリナのイメチェンに、ルディは少しドキドキしてしまっていた。

「ありがとうございます、ルディさん。これ、動きやすくていいですよね」

「そうだな、勇ましいな」

「ふふふ、狩りデビューもしましたし、本格的に戦う猫を目指しますか!」

(いや待て、俺はそういう褒め方をしているのではないぞ! 戦う猫はやめてくれ、心臓に悪いから!)

 そんな狼の男心(?)などまったく気がつかないエリナは「剣も作ってきたらよかったかな? それか、戦闘用のフライパン!」などと物騒なことを言って笑った。

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