僕は彼女をこよなく愛している
それから、二週間経った――――――

実陽と霞月の朝は、目を覚ました瞬間から甘い。


頭に優しい手の感触がする………

「………つ…
………ちゃ…お…て…」

穏やかな声も。

「………」

温かく包まれてて、気持ちいい……

…………あ…おデコに口唇の感触……
…………
…………
……………ん?

「……っ…はっ…!?」

「あ!やっと起きた〜!
るなちゃん、おはよう!」

「お、おはよ…」 

「フフ…今日も可愛い〜!
好き好き〜!
ねぇねぇ、キスしよ〜?」
抱き締め、啄むキスを落とす。

「ちょっ…実陽!
くすぐったい!
ねぇ、起きようよ。
起きないと、朝ご飯食べる時間がなくなる」

「はーい♡」

二人は、漸くベッドから降りた。

「ねぇ、るなちゃんって寝るの好きだよね!(笑)」
一緒に朝食を作りながら、クスクス笑う実陽。

「は?」

「ベッドに入ったら、すぐに寝ちゃうし!
それに、ギリギリまで寝てるでしょ?」

「あ、うん。まぁ…ね。
そうゆう実陽は、あんま寝てないよね?」
(言えない……
実陽に抱き締められてると安心するから、ずっと抱き締められてたい……!
………なんて……!!
恥ずかしくて言えないよ…//////)

「うーん…
5時間位は寝てるよ?」

「5時間だけ!?」

「うん」

「もっと寝ないと、身体に悪いよ?」

「でも、寝れないもん!」

「そうなんだ…
じゃあ、起きて何してるの?」

「ん?
スマホのゲームしたり、るなちゃんを抱き締めてキス責めしたり…かな!」

「へぇ…」

「だって、るなちゃんって温かくて柔らかくて、良い匂いするし!」

「そう?」

「うん!
心地良いんだ〜!」

ふわりと笑う実陽に、霞月も満たされた気持ちになっていた。


そして………朝食を食べながら、実陽が「今日、離ればなれの日だね…」と切なく言い始めた。

「あ、あー」

アツミ教授の講義のことだ。
しかし今日初めての講義なので、霞月は楽しみしていた。

もちろん“楽しみにしている”なんて実陽には口が裂けても言えないが……

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