僕は彼女をこよなく愛している
「この前なんかね。
職場の人達との飲み会があったの。
みんなでだから男性もいたんだけど、乃庵が服のチェックをし始めて……
“これは胸があきすぎ”とか“スカートはやめろ”とか……
喧嘩しちゃった(笑)」
「そうなんですか?
乃庵くんが……
なんか、意外です」
「そう?」
「はい」
「変な意味はないけど、お洒落したいじゃない?
それを全否定されたみたいで嫌になっちゃって!」
「確かに。
実陽も同じような感じです。
なので私の服、毎日実陽が決めてます」
「そうなの!?」
「はい…
私も、ミエさんみたいに言い合いになって…
つい“だったら、実陽が服決めて”って言っちゃって。
そしたら実陽が嬉しそうに“そうする〜!”って…」
「そっか(笑)
乃庵も心配性で、よく“一人で大丈夫?”って聞いてくるのよ?(笑)
――――――フフ…なんだか、霞月ちゃんとは話が合いそう!」
「あ…ですね(笑)」
用を済ませ、トイレを出た二人。
実陽達の所へ戻ろうとすると………
「…………あれ?吉條さん!?」
「え……あ…」
(なん…で…!?)
あの同期の男子学生がいた。
咄嗟に“つけてきた!?”と思った、霞月。
身体が、ガクガクと震え出す。
「霞月ちゃん!?」
慌てたようにミエが霞月の身体を支える。
「あ…大丈…です…」
霞月はそう言って、実陽達の所へ歩みを進める。
「ちょっと待って!」
そんな霞月とミエの前に、男子学生が回ってきた。
「なん…ですか…?」
「あんた、何!?」
震える霞月を支えながら、ミエが男子学生を睨みつけた。
「この前のこと、謝りたくて…」
「も…いいです…」
「俺、本気で吉條さんと仲良くなりたくて」
「………」
「ずっと、好きだったから……」
「え?」
「俺、今津達と同じ中学と高校なんだ」
「そうだったんですか?」
「うん。カゲ薄いし、今津達は全然覚えてないみたいだけどね。
それに吉條さんのこと、俺は今津が合コンで出逢う前から知ってた。
○○町のバザー、覚えてない?」
「あ…中学生の時に毎月行ってました」
「それ、俺も毎月行ってたんだ。
その時から好きで、でも声をかけるなんて出来なくて……
びっくりした。
中三になってからはバザーもなくなったから、吉條さんを必然的に見なくなって“やっぱ、声かけておけばよかった”って後悔してた矢先に高校で、君を見かけたんだから。
“今津の彼女として”」
その時――――男子学生の目が、光ったような気がした。
職場の人達との飲み会があったの。
みんなでだから男性もいたんだけど、乃庵が服のチェックをし始めて……
“これは胸があきすぎ”とか“スカートはやめろ”とか……
喧嘩しちゃった(笑)」
「そうなんですか?
乃庵くんが……
なんか、意外です」
「そう?」
「はい」
「変な意味はないけど、お洒落したいじゃない?
それを全否定されたみたいで嫌になっちゃって!」
「確かに。
実陽も同じような感じです。
なので私の服、毎日実陽が決めてます」
「そうなの!?」
「はい…
私も、ミエさんみたいに言い合いになって…
つい“だったら、実陽が服決めて”って言っちゃって。
そしたら実陽が嬉しそうに“そうする〜!”って…」
「そっか(笑)
乃庵も心配性で、よく“一人で大丈夫?”って聞いてくるのよ?(笑)
――――――フフ…なんだか、霞月ちゃんとは話が合いそう!」
「あ…ですね(笑)」
用を済ませ、トイレを出た二人。
実陽達の所へ戻ろうとすると………
「…………あれ?吉條さん!?」
「え……あ…」
(なん…で…!?)
あの同期の男子学生がいた。
咄嗟に“つけてきた!?”と思った、霞月。
身体が、ガクガクと震え出す。
「霞月ちゃん!?」
慌てたようにミエが霞月の身体を支える。
「あ…大丈…です…」
霞月はそう言って、実陽達の所へ歩みを進める。
「ちょっと待って!」
そんな霞月とミエの前に、男子学生が回ってきた。
「なん…ですか…?」
「あんた、何!?」
震える霞月を支えながら、ミエが男子学生を睨みつけた。
「この前のこと、謝りたくて…」
「も…いいです…」
「俺、本気で吉條さんと仲良くなりたくて」
「………」
「ずっと、好きだったから……」
「え?」
「俺、今津達と同じ中学と高校なんだ」
「そうだったんですか?」
「うん。カゲ薄いし、今津達は全然覚えてないみたいだけどね。
それに吉條さんのこと、俺は今津が合コンで出逢う前から知ってた。
○○町のバザー、覚えてない?」
「あ…中学生の時に毎月行ってました」
「それ、俺も毎月行ってたんだ。
その時から好きで、でも声をかけるなんて出来なくて……
びっくりした。
中三になってからはバザーもなくなったから、吉條さんを必然的に見なくなって“やっぱ、声かけておけばよかった”って後悔してた矢先に高校で、君を見かけたんだから。
“今津の彼女として”」
その時――――男子学生の目が、光ったような気がした。