「逢いたい」でいっぱいになったなら~私の片想いが終わるとき
お持ち帰り【コウの葛藤物語】
「美琴ちゃん、お酒強くて驚いたよ」
隣を歩く美琴ちゃんを見つめた。
彼女はかなりの量を飲んでいたのに、ヒールのある靴を履いてしっかりとした足取りで歩いている。
「はい。ワタクシも強いほうだと思います。磯ヶ谷さんもかなり飲んでいらっしゃったとオミウケシます」
飲酒後なのに言葉使いがとても丁寧で、以前試合後にあった打ち上げの時よりずっと固いしゃべり方だった。
取引先だから粗相はできないということか?
それとも同じ駅で降りた俺を警戒しているのか?
別に恋愛感情を持ったわけでもないし、一夜限りの相手にしようとも思っていないのに・・・と、彼女が作った距離感を少し残念に思った。
「では、ワタクシはココイラで失礼ツカマツリます」
駅に着くなり美琴ちゃんは深々とお辞儀をした。
「家まで送るよ。俺の家とも近いみたいだし、もう遅い時間だし・・・」
「イエ!うち、ココなんデ」
そう言った瞬間、彼女は履いていたハイヒールを脱いで、駅前の噴水に足をつけようとした。
「えーーーーー!!ちょっと待って!美琴ちゃん!!」
水に足をつける寸前のところで、俺は美琴ちゃんの腕を引っ張り、その胸に抱き寄せた。
「ダイジョウブです。ダイジョウブナンです」
俺の胸を押し、噴水に入ろうとする。
「いやいやいやいやいや!大丈夫じゃないから!」
どんだけ酒癖悪いんだ!!
「おキになさらず」
「いや、お気にするから!とりあえず靴履いて」
だらっと力の抜けた彼女を片腕で無理やり立たせ、もう片方の手で倒れたハイヒールを起こす。
「それは無理デフ」
「は?」
何言ってんの?この子?
「もう出掛けまテン。ワタクシはもう眠いのデフ」
「うん!分かった!帰ってから寝よう!ね!?」
「はい。おやすみナサイませ」
そういうと抱きしめていた俺に全体重をかけて眠り始めた。
「待って!寝ないで!
美琴ちゃん、しっかりして!美琴ちゃん!」
起こそうと少し体を揺らすと、グラングランと大きく体が揺れる。
まじかあああーーーーー!?
「起きろ!美琴!襲うぞ!おい!美琴!こら!」
「みことーーーー!」
寝てんじゃねーーーーーぞーーーーーー!!
隣を歩く美琴ちゃんを見つめた。
彼女はかなりの量を飲んでいたのに、ヒールのある靴を履いてしっかりとした足取りで歩いている。
「はい。ワタクシも強いほうだと思います。磯ヶ谷さんもかなり飲んでいらっしゃったとオミウケシます」
飲酒後なのに言葉使いがとても丁寧で、以前試合後にあった打ち上げの時よりずっと固いしゃべり方だった。
取引先だから粗相はできないということか?
それとも同じ駅で降りた俺を警戒しているのか?
別に恋愛感情を持ったわけでもないし、一夜限りの相手にしようとも思っていないのに・・・と、彼女が作った距離感を少し残念に思った。
「では、ワタクシはココイラで失礼ツカマツリます」
駅に着くなり美琴ちゃんは深々とお辞儀をした。
「家まで送るよ。俺の家とも近いみたいだし、もう遅い時間だし・・・」
「イエ!うち、ココなんデ」
そう言った瞬間、彼女は履いていたハイヒールを脱いで、駅前の噴水に足をつけようとした。
「えーーーーー!!ちょっと待って!美琴ちゃん!!」
水に足をつける寸前のところで、俺は美琴ちゃんの腕を引っ張り、その胸に抱き寄せた。
「ダイジョウブです。ダイジョウブナンです」
俺の胸を押し、噴水に入ろうとする。
「いやいやいやいやいや!大丈夫じゃないから!」
どんだけ酒癖悪いんだ!!
「おキになさらず」
「いや、お気にするから!とりあえず靴履いて」
だらっと力の抜けた彼女を片腕で無理やり立たせ、もう片方の手で倒れたハイヒールを起こす。
「それは無理デフ」
「は?」
何言ってんの?この子?
「もう出掛けまテン。ワタクシはもう眠いのデフ」
「うん!分かった!帰ってから寝よう!ね!?」
「はい。おやすみナサイませ」
そういうと抱きしめていた俺に全体重をかけて眠り始めた。
「待って!寝ないで!
美琴ちゃん、しっかりして!美琴ちゃん!」
起こそうと少し体を揺らすと、グラングランと大きく体が揺れる。
まじかあああーーーーー!?
「起きろ!美琴!襲うぞ!おい!美琴!こら!」
「みことーーーー!」
寝てんじゃねーーーーーぞーーーーーー!!