離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~
「陛下の予想通り、彼はクリスティーナ様に未練がお有りのようです。幼い頃から恋い慕っていた幼馴染にそろそろ気持ちを打ち明けようとしていた矢先、突然連絡が取れなくなったと。彼女の実家に訪ねても『良縁に恵まれて嫁いでしまった』の一点張りで、詳細は分からず。クリスティーナ様でないのなら誰でも良いと面差しがよく似た女性と結婚したものの上手くいくわけもなく、離婚してしまったそうです。」
側近は簡潔に報告した。
聞けば隣国の侯爵家の嫡男で資産も十分、
降嫁先としては申し分ない。
何よりクリスティーナを思ってくれている。
これ以上の相手はいないだろう。

となれば、次はクリスティーナの説得だ。
国王といえど勝手に結婚話を進めるわけにはいかない。
クリスティーナと話をするために
ハーレムへと足を運ぶ。
「何度来られても答えは変わりません。私はここに残ります!」
エドリックの顔を見るなり、
クリスティーナは叫ぶ。
「ウォルフレッド・ローゼンブルクが君を待っていたとしてもか?」
「え、ウォルフィが?」
なぜ彼の名前が出てくるのだと言いたげな顔である。
「勘違いしないでほしい。私は君を厄介払いしたいわけではない。君が本当に幸せになれる道を探しているんだ。君は私に2人の女の子を与えてくれた。君には幸せになってほしい。」
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