離婚してから始まる恋~念願かなって離婚したら、元夫が私を追いかけて辺境までやってきました~
まさにその時だった。
巨人族の国エイヴァルン王国の国王が
2人の前に姿を現した。
「察しがいいな、ヴァリニアの王。」
3メートル超えの巨体を持つエイヴァルン国王が
2人を見下ろす。 

エイヴァルン国王は
現在ヘルミスタで起こっている
ドラゴニア帝国の侵攻について手短に説明した。
エルミラスを筆頭に魔法使い達が応戦し、
ミレイナとエレオノールが向かったことも。
この2人の名前を聞いて、
エドリックとガブリエルはさらに顔をしかめる。 
「ミレイナとノーラがヘルミスタに向かっただと!?ミレイナは優秀な魔女だからまだ分かるが、ノーラは何をしに行ったんだ!」
ガブリエルが苛立ちの声をあげる。
「エレオノール姫は妖精と魔法生物たちを助けたいと言っておったぞ。我もトロール達が心配だが、、、あいつらはどうしようもなく頭が弱いからなぁ。だが我らはこの巨体ゆえ、あの森では身動きが取りにくい。この場は我が引き受ける。お前たち、ヘルミスタを助けに行ってくれないか。」

エドリックとガブリエルにとって、
エイヴァルン国王の申し出は渡りに船だった。
各々の愛する女性が、戦いの最前線にいるのだ。
なんとしてもヘルミスタに向かわねばならない。
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