3人のお姫様は、溺愛されまくり⁉︎
言いたいこと
「…ふーっ………アイツも、言いたいこと言ったんだからスッキリしただろ。俺だって…信頼されてなかったのはショックだったけど、そういうのが人付き合いだと思ってる。人生ってそんなもんだろ。だから俺は、過去に縛られてないで、ゆっくり自分の道を歩く。それが俺の生き方だ」
流星は夕日に向かって両手を広げ、気持ちよさそうに目を細めた。
「でも…流星、私を心配してくれてる気持ちはわかるけど、土下座なんてしなくていいんだからね?」
「違うよ。俺は心配してたんじゃない。月を守りたかったんだ」
「そこまでな」
太陽が割って入って来た。
「結美が話したいことがあるってさ」
「みなさん…特に月ちゃん、本当にすみませんでした。ここで伝えておきます。私は太陽くんのことが好きです」
太陽が驚いた様子で結美さんを2度見する。
「だから…太陽くんのお部屋で月ちゃんがのんきに過ごしてるのが、羨ましくて…そんなとき、大地から月ちゃんを連れて来たら、太陽くんと付き合えるとか言われて…私、根拠のないそのことをすっかり信じ込んでしまったの…。月ちゃんを連れて来てから、私はあまり良くないことに手を貸してしまったんじゃないかって、気づいた。それで、急いで月ちゃんがいた場所に太陽くんがいたから、戻って、呼びに行ったんだけど、もう太陽くんはいなくて…。でもひとり、ルナさんっていう人がいたの。その人に訳を話して、協力してもらうように頼んだら、喜んで引き受けてくれた。それで、ルナさんは裏から手を回して、大地の手下たちを利用したみたい」
ルナはさっき、姿こそ現さなかったけど、裏でそんなことをしてくれていたんだ…。
「太陽くん。太陽くんが私のことを好きじゃないってことはわかってる。だけど、私は太陽くんへの恋心を諦めたわけじゃない。だから、太陽くんの恋は応援できないけど、ごめんね」
「えっ⁉︎ 太陽って、恋してるの⁉︎」
私が思わず、すっとんきょうな声を上げると、
「あれ?気がつかなかった?…私はなんとなくわかっちゃったけどね。今はまだ、月ちゃんは知らなくていいんじゃない?」
「ふ、ふーん…?」
「じゃあ、私はここで失礼するね」
そういうと結美さんは微笑んで去って行った。
流星は夕日に向かって両手を広げ、気持ちよさそうに目を細めた。
「でも…流星、私を心配してくれてる気持ちはわかるけど、土下座なんてしなくていいんだからね?」
「違うよ。俺は心配してたんじゃない。月を守りたかったんだ」
「そこまでな」
太陽が割って入って来た。
「結美が話したいことがあるってさ」
「みなさん…特に月ちゃん、本当にすみませんでした。ここで伝えておきます。私は太陽くんのことが好きです」
太陽が驚いた様子で結美さんを2度見する。
「だから…太陽くんのお部屋で月ちゃんがのんきに過ごしてるのが、羨ましくて…そんなとき、大地から月ちゃんを連れて来たら、太陽くんと付き合えるとか言われて…私、根拠のないそのことをすっかり信じ込んでしまったの…。月ちゃんを連れて来てから、私はあまり良くないことに手を貸してしまったんじゃないかって、気づいた。それで、急いで月ちゃんがいた場所に太陽くんがいたから、戻って、呼びに行ったんだけど、もう太陽くんはいなくて…。でもひとり、ルナさんっていう人がいたの。その人に訳を話して、協力してもらうように頼んだら、喜んで引き受けてくれた。それで、ルナさんは裏から手を回して、大地の手下たちを利用したみたい」
ルナはさっき、姿こそ現さなかったけど、裏でそんなことをしてくれていたんだ…。
「太陽くん。太陽くんが私のことを好きじゃないってことはわかってる。だけど、私は太陽くんへの恋心を諦めたわけじゃない。だから、太陽くんの恋は応援できないけど、ごめんね」
「えっ⁉︎ 太陽って、恋してるの⁉︎」
私が思わず、すっとんきょうな声を上げると、
「あれ?気がつかなかった?…私はなんとなくわかっちゃったけどね。今はまだ、月ちゃんは知らなくていいんじゃない?」
「ふ、ふーん…?」
「じゃあ、私はここで失礼するね」
そういうと結美さんは微笑んで去って行った。