100日後、キミのいない世界で生きていく
他の四人も私の頭をぽんぽんと順番に撫でてくれる。

なんだかんだ言っていつも私を慰めてくれるのはこの五人しかいない。



「うう…みんなありがとう…っ。大好きぃ…」

「あはは、はいはい。私たちもだよ」


美波に抱きつきながら、子どものようにわんわんと泣く。

惚れっぽいしすぐにダメになる恋ばかりだけど、いつだって真剣で本気なんだ。

何度も傷ついてボロボロになった時に五人は必ずそばにいてくれるから。

だから私は何度失恋しても次の恋に立ち向かっていける。

私が次の日笑っていられるのは、大好きな五人のおかげ。


これから先もずっと六人で仲良く過ごしていけると、この時の私は本気で信じていたんだ。
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