不実な自由
まわりから、この年齢くらいになると「誰々がすき」とかそういう話題もでてくる。でも、私はすでに男はこりごり。男なんてバカなだけじゃん、なんて思っていた。でも、こんな私でも気になるひとがいた。従兄弟の葵くんだ。私とは九歳ちがい、家も車で三十分のところにすんでいた。兄ちゃんは私に優しくしてくれた。幼い頃の私の状況をよく理解してくれた。父が私や妹をどれだけ泣かしてきたか、わかってくれた。従姉妹は三人しかいない。うえのお姉さんたちも、よく遊んでくれた。私は自分の家にいるより、伯母のうちにいた方が断然楽しかった。いとこのお化粧品をいたずらしたり、夜遅くまで起きてたり、とっても楽しかった。
私はいうまでもなく、葵くんを好きになった。たまにしか会えなかったけど、大好きだった。
この葵くんがのちのち、私の人生を彩っていく。
私はいうまでもなく、葵くんを好きになった。たまにしか会えなかったけど、大好きだった。
この葵くんがのちのち、私の人生を彩っていく。