不実な自由
小学校六年の九月二十六日、私の体に変化が起きた。「初潮」。それまで変わったことといえば、すこし背が伸びて胸がさきっぽだけふくらんで…私は恥ずかしくて、母親にも言えなかった。でも、着実にそれは血液とかし、真っ赤になっていた。私が母に気付かれたのは、その日だった。まだ、たいした知識もなくて、「そんなの一回くればお終い」と思っていたくらい無知だった。でも、それは毎月くる大切なプレゼントだった。
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