桜吹雪のなかで

クラス替え


次の日。
クラス替え。

俺は1人、人混みに揉まれながら、自分の名前を探していた。
また1組。
祐樹の名前もある。
その時、誰かの手が俺の視界を遮った。
「だーれだ♪」
「祐樹!?」
「ピンポ~ン♪」

パッと手が離れて、後ろを見ると、明らかに無理をして笑っている祐樹がいた。
「祐樹…。大丈夫なのか?」
「なにがー?てかクラスどこー?」
「いや…。1組だよ。一緒」
「じゃあ行くか!!」
「おぅ」

祐樹が話し出したら、聞いてやればいい。
今の俺に出来ることは、そばにいて、支えてやる事だ。



< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

桜吹雪のなかで
亜耶音/著

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る
桜吹雪のなかで
亜耶音/著

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る
桜吹雪のなかで
亜耶音/著

総文字数/570

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop