永遠を糸で縫い留めて

国立科学博物館で 鯨の骨を見た 


太古の昔に死んだ彼とご対面


骨はどこか少し焦げていて どこか少し滲んでいて 


どこか少し透明だった 


洞窟の中を風が通り抜けるような吠える声が聞こえる


私のようなちいさな存在も


彼のような大きな存在も


この青い星に共に生まれ 時間を共有しているのだ
< 278 / 480 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop